グーグル広告のAdwordsで初めて広告を作成された方は、作成の手順で、キャンペーンの作成・広告グループの作成・広告の作成・と広告の作成段階が分かれていることに戸惑われるかもしれません。
要はパソコンのファイルのフォルダの階層のように広告の設定と管理の段階が分かれているということですね。
これは、Yahooのスポンサードサーチ広告でも同様です。
で、細かい能書きは無しにして(使っていれば階層の感覚はだんだんわかってきますので)、実際にどのうように使うかの実践例を挙げてみたい思います。
一応最低限押さえておく知識としては、
- キャンペーンでは、広告の掲載対象・予算と配信地域・期間を管理します。
- 広告グループでは、広告のキーワードを管理します。
- 広告では、実際の広告文章を管理します。
- 各階層で広告のオン/オフの管理ができます。※広告では有効/一時停止・
一つの広告につき打ち出し方・キーワードが複数あり、そのキーワードごとに広告テキストも分けたい場合。
広告での呼び込みに複数のキーワードがある場合、例えば、家の修理屋さんで「ガラス割れ」「内装の張替」「外壁の修理」など集客上のキーワードが複数想定され、個別に広告文章を作成したほうが集客力が上がるような場合は、【広告グループ】で個別にキーワードを分けて、広告を作成するのが効果的です。
他に、「販売」と「買取」などジャンルの違う集客が必要な場合は、一つの広告文書で「販売と買取やっています!」というより、広告グループでそれぞれキーワードを分けて、「~販売」「~買取」の二つの広告を実施する方が、キーワード選別やテキストの作成ひいては広告の集客力が全く違ってきます。
定期的に広告キャンペーンを実施する場合の階層の管理。
毎月や隔月、毎年特定の時期などにWEB広告を打つという場合、その広告実施ごとにキャンペーンを作成するというのもかまわないのですが、後々の広告データの管理などを考えると、キャンペーンは一つだけを使い、実施時期ごとに【広告グループ】を分ける方法がおすすめです。
具体例
キャンペーン階層 Aの広告キャンペーン
広告グループ階層 2016年5月広告グループ/2016年6月広告グループ/2016年7月広告グループ/…
広告階層 広告テキスト
この広告階層管理方法では、定期的な広告の作成・管理がわかりやすいくなります。また広告実施データを確認する際に、キャンペーンを選択すれば、広告グループ一覧での実施月ごとの広告パフォーマンス(数字)が確認できるので、数字の比較が見やすくなります。フィルタや表示の設定など複雑操作はしなくて済みます。
各広告期間(ターム)ごとの広告の配信停止は、広告グループでのオン/オフか広告終了日で管理します。
多くの広告を管理している場合などに有効ではないでしょうか。
なお、一つの広告キャンペーンを延長して同じ広告グループで配信を続けていく方法は一番楽にはなりますが、後々に各月ごとの広告パフォーマンス(数字)の確認や分析をしよとする際に必ず不便になりますのでお勧めいたしません。
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