Google広告の新規案件で、新しく広告アカウントを作成し広告を設定しましたら、「スマート アシスト キャンペーン」が完成してしまったので、その詳細をメモしておきます。
※なお、この記述は海外のGoogle広告のアカウントを基にした内容ですので、日本版は少し変わっている可能性があります。
スマート アシスト キャンペーンは、初心者向けに広告キャンペーンを最適化したもの
この「スマート アシスト キャンペーン」は、簡単に言うと、初心者向けにキャンペーンの作成を簡素化し、Googleが最適化してくれるというものです。
はじめてGoogle広告をはじめる人は、ターゲット設定の詳細など当然わかりませんので、Googleがアシストしながら、その案内通りに作成すれば、広告を開始できると言うシステムですね。
スマート アシスト キャンペーンの仕組み – Google 広告 ヘルプ
スマート アシスト キャンペーンと通常のキャンペーンの違い
スマート アシスト キャンペーンは、キャンペーンの管理画面が、通常の広告データ画面とは異なっています。一応、初心者に広告状況をわかりやすく表示しているものを思われます。
設定項目ですが、キーワード(テーマ※次段落で詳細)、エリアの設定は、通常のキャンペーンと同様に設定・修正が可能です。ただしキーワードは、部分一致や絶対一致などの設定はできません。
できないこととして、デバイス単価調整、エリア単価調整、入札戦略の設定などはできないと思います(ざっと触った感じ)。この辺りはGoogleのAIが最適に運用してくれるということでしょう。
キーワードのテーマ
スマート アシスト キャンペーンでは、広告キーワードの設定が「キーワードテーマ」の設定という名称になっています。この点、通常のキーワード設定とニュアンスが少し異なっていると実際に運用した上で感じでいます。
キーワードテーマというのは、1ワードでもよいのですが、候補テーマを見る限り、「東京のらーめん店」といったように「~の~」という風に意味を特定する・絞る意味合いが重視されるようです。これはフレーズに近いもの(そのもの?)になっています。通常のキーワード設定の部分一致とは少し違っていて、ターゲットを絞る方向で作用しますので、この点が運用の状況を注視しつつテーマ(フレーズ)を追加などが必要になってくるかもしれません。
※海外広告(英語圏)でのキーワードの設定の話になります。この点、一つの語句で複数の意味を表現できる日本語と、単語の組み合わせが必要な英語とでキーワードの設定特性に違いがあるものと考えられます。
通常キャンペーンへの移行
管理画面ですが、スマート アシスト キャンペーンの専用表示画面から通常のキャンペーン表示に移行することは可能です。
通常のモードのことをエキスパートモードと呼んでいるようですが、設定から移行は出来ます。ただし移行後もスマート アシスト キャンペーンはそのまま残っています。
通常のキャンペーンとして管理したいなら、新しく同じ内容のキャンペーンを作成するしかなようにです(たぶんですが)。
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