2021年 電子チケット販売導入システムの比較

チケット販売システム各社比較

スマホでのチケット購入・決済のシェアが日々増加している昨今、施設の入場券、イベントのチケット・前売り券などの電子チケットの販売を考えられている店舗運営者の方も多いと思います。私自身も最近この案件に携わり、いろいろ調べましたので、チケット販売代行システムの各社の比較をまとめてみます。

電子チケット販売代行会社を利用するメリット

インターネット上でチケットでの販売は、今のスマホ社会・電子決済の時代では販路拡大の手段として当然検討すべき事項になります。

もちろん自社でチケット販売サイトや販売ページを作成することも可能ですが、自社で作成する方法は、かなりコストがかかります。

・販売サイトシステムの作成(システム設計・構築・デザイン)

・決済会社のとの契約

・顧客データの管理(WEBサーバーの管理・保守)

小規模の物品販売であれば、EC-CUBEなど無料の販売システムをWEBに入れて運用する方法も考えられますが、ことにチケット販売となると、チケットの処理システムが必要となります。Stripeという比較的安い電子チケット販売システムもあるのですが、自社でサーバーを用意して管理しなければならす、Stripeを実用面に仕上げるには、WEBシステムのエンジニアが必要となり、外注するにしろかなり費用がかかります。

チケット販売代行会社を利用することで、システムの構築費用、WEBサーバーの管理費用のコストを抑えることが出来、さらに決済会社との個別契約手続きも不要となります。

ですので、実際にネットでのチケット販売を考えるならチケット販売会社のシステムを利用するのがもっとも低コストでの導入となります。

 

チケット販売代行システム各社

STORES(ストアーズ)

STORES(ストアーズ)はあなたのお商売を応援します | まずはご相談ください
STORES(ストアーズ)は初心者でもかんたんに始められるサービスを幅広く提供しています。ネットショップ開設から、お店のキャッシュレス化、POSレジ、予約システムの導入、店舗アプリ作成など、専門スタッフがあなたのお商売をサポートします。

決済種類:クレジットカード/

★初期費用:0円

★便利な有料プランでも月額2,000円内ぐらい

★販売費用:決済手数料5%(有料プランは3.6%)

★購入者の負担:チケット販売時だけ2%

※2020年12月調べ

STORESは、もともと小規模アパレルなどの通販サイトシステムとして有名ですが、電子チケットを販売できるシステムも無料で付いており、これがなにげにかなり優秀です。

実際に使用していますが、簡単にチケットを作成し販売運用を開始できる、管理面でもオーダー管理、会員管理など使いやすいです。メルマガ機能も付いています。

STORESは、定期的に改良を行ってくれるている点もいいのですが、チケット販売面の強化もしてくれるとチケット販売シェアで覇権を取ることができると思います。

個人的にSTORESにあとこれがあれば最高という機能

・Googleタグマネージャーと埋め込み機能

・管理画面からチケットの使用済み処理ができる

カンフェティ

カンフェティのチケット販売サービス | カンフェティ [演劇やクラシックのチケット情報満載]
カンフェティのチケット販売は、低料金で誰もが導入できるコンビニ発券システムを業界で先駆けて全面導入。当社独自の販路や販売方法からなる沢山のプランを用意し、様々なイベント主催者と観客の橋渡しを行っています。

決済種類:クレジットカード/コンビニ(セブンイレブン)

初期費用:0円

販売費用:4.8%+70円/枚 (税込)

購入者の負担:一律220円(税込)

※2020年10月調べ

チケットペイ

チケット販売システム チケットペイ
チケット販売委託をお考えのイベント主催者様必見!発券手数料5.5%初期費用0円!紙代0円!最短翌営業日から販売可能!コンビニでチケット発券ができます!

決済種類:クレジットカード/

初期費用:0円

販売費用:5.5% (税込)

購入者の負担:300円/枚(税別)

※2020年10月調

ゲッティ

ホール、劇場、興行主催者のチケット販売をトータルサポート Gettii/ゲッティ
ホール、劇場、興行主催者のチケット販売をトータルサポート Gettii/ゲッティ 費用・運用方法 お気軽にご相談ください!

WEBから見る限りどういうシステムがよくわからなかったので説明は割愛。

BASE(ベイス)

BASE Apps (thebase.in)

2020年12月時点、電子チケットの販売システムには対応していないようです。

 

 

チケット販売代行会社の選び方

チケット販売の代行・システムの会社を選ぶ上でもっとも重要となるのは運営コストです。

運営コストには、月々の利用料(固定費)と決済手数料の2種類があります。

チケット販売にかかる費用(手数料)は、後々の利益に大きく影響してきます。

月々の利用料(固定)

代行会社によっては、毎月の利用料金が設定されいる場合があります。この場合商品(チケット)が売れようが売れまいが、毎月支払うことになります。

ただし、現状は売れた分だけの手数料を中心にして、基本利用料は0円の会社が多いです。

決済手数料

決済手数料・販売手数料は、商品の購入での決済システムの利用料になります。商品が売れてはじめて費用が発生します。

大手のチケット販売代行会社では、個別契約ごとに異なるのですが、チケット販売の手数料は5%~10%前後が多いです。もう少し詳しく書くと、チケット販売数が多く見込まれる会社に対しては、手数料を5%以下に下げても契約してくれる会社もあります。それだけ利益が見込まれるためです。ただし、これは大量のチケットが売れるような会社の話ですので、一般的にはやはり5%以上の手数料は止む無しといったところでしょうか。

この点、STORESは、無料プランで決済手数料が5%、月額2000円前後のスタンダードプランに入ると決済手数料が3.6%となりかなり優秀なコストパフォーマンスを誇ります。売り上げが約15万以上なら有料プランがお得という計算になりますね。

STORESは実際に利用していてよくできたシステムです。実際使用していると機能についての要望などいろいろ書きたいこともありますが、それはまた別の項で・・。

 

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