取り込んだm4aファイルのフレームレートがおかしくなる(Premiere pro 6.0)

Premiereに取り込むとフレームレートがおかしくなるトラブル

 

知り合いから、DVDにして欲しいと頼まれて渡された2分ほどのm4aの映像ファイル。

 

ソースファイル:m4aファイル(h.264 30fps 1920*1080)

 

Premiereに放り込んで、mpeg2DVDで書き出して、EncoreでDVDに焼いて渡したら音声が途中で切れてるとのこと。

で、Premiereで確認してみると、動画の時間が本来は2分なのが、2分30秒ぐらいになっている

で音声は2分までなので、その伸びた残りの30秒ぐらいが無音になっている客観的状態です。

シーケンスのフレームレートなどの設定を確認してみたのですが、とくに間違いはなかったのですが、よーくみるとソースのm4aファイルのフレームレートが25fpsと認識されている。

Windowdのファイル詳細では30fpsになっているのですよね・・・。

メディアキャッシュを削除して取り込み直してもやっぱりだめで、どうしてもPremiereには25fpsの動画として認識されてしまい、音声とのズレが生じてしまいます。

解決策をネットでググりましたが、根本的な解決方法は見つからなかったので、プレミアの機能から場当たり的に対応してみました。

解決策1 デュレーションの調整

 

タイムラインで、映像ファイルを選択し、デュレーションの変更で映像の尺を2分に調整します。

この際、音声も一緒に調整されるとダメなので、音声はリンクを解除して2分のままにしておきます。

一応、2分の映像としての帳尻がありますが、データが25fpsになっている点が、DVD(30fps)に変換する際の問題になります。

 

解決策2 フッテージの変換

 

Premiereにはフッテージの変換という機能が付いています。

プロジェクトタブからのソースファイルのm4aファイルを右クリックして、フッテージの変換で25fps→30fpsに変換ができます。これで本来の30fpsの動画が再現できるわけですが、音声も同時に短くなってしまい、音声が2分に足らなくなります。

 

解決策3 フッテージの変換と正常な音声ファイルを組み合わせる

 

解決策2の応用ですが、変換によって音声が短くなることへの対処として、正常な音声を新たに別ファイルとして書き出しておきました。

1 Premiereのシーケンスで問題の映像ファイルの映像タイムラインを削除し、音声(2分正常)部分だけにします。

2 この音声部分だけをwavで書き出します。※wavは非圧縮ファイルで劣化が無いため。

3 《解決策2》で、30fpsに変換した動画ファイル(2分)の音声ファイルをwavファイル(2分)で置き換えます。

4 これで2分の映像、2分の音声という本来のファイルが出来上がりますので、mpeg2DVDで書き出し。後はDVDに焼きます。

 

という感じで対処しました。ファイルの取り込み系はまだまだいろんなトラブルが生じる感じですね(^^;。

以上、ご参考までに。

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