twitterに投稿した写真画像の権利関係はどうなるのか?

現在はINSTAGRAMが勢いがありますが、まだまだ一定の影響力を維持し続けているtwitter。規約は定期的に改定されています。

ふと、twitterに投稿した写真や画像の権利関係がどうなっているのか?気になったので調べてみました。

twitterの公式のサービス規約

から確認します。

サービス利用規約 「3.本サービス上のコンテンツ」 の[ユーザーの権利]より抜粋

ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して自ら送信、投稿または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーのコンテンツはユーザーのものです。すなわち、ユーザーのコンテンツ(ユーザーの写真および動画もその一部です)の所有権はユーザーにあります。

 

まず前提(建前)としては、Twitterに投稿した写真の所有権(著作権)は、もともとの所有者(著作権者)に帰属したままとしています。twitterに投稿したら、所有権がtwitterになるというのはおかしな話ですので、当然といえば当然のことです。いわば前置きの記載と言えます。

 

つづき同じく、 「3.本サービス上のコンテンツ」 の[ユーザーの権利]より抜粋

ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介してコンテンツを送信、投稿または表示することによって、当社があらゆる媒体または配信方法(既知のまたは今後開発される方法)を使ってかかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配信するための、世界的かつ非独占的ライセンス(サブライセンスを許諾する権利と共に)を当社に対し無償で許諾することになります。

twitterのユーザーが写真を投稿した場合は、その写真の複製・処理・改変・送信などほぼあらゆる使用をtwitterに対して許諾したことになる、としています。

つまり、「投稿写真の権利は投稿者にあるけれども、twitterに投稿すれば、その写真の使用をtwitterに許諾したことになりますよ!」ということです。

一読すると、大丈夫なの?と思うかもしれませんが、twitterの仕組みとして、投降写真が他人のタイムラインにながれたり、公式トップで紹介されたり、他のサイトに埋め込まれたりするので、そういった仕組みがわかっていれば、まあそういうことかな・・という感じです。

 

さらに続けて、

(ユーザーがtwitterに許諾した[ ← 当サイトが補足])ライセンスには、Twitterが、コンテンツ利用に関する当社の条件に従うことを前提に、本サービスを提供、宣伝および向上させるための権利ならびに本サービスに対しまたは本サービスを介して送信されたコンテンツを他の媒体やサービスで配給、放送、配信、プロモーションまたは公表することを目的として、その他の企業、組織または個人に提供する権利が含まれていることに同意するものとします。

この規定は、ユーザーの投稿した写真が、twitterのシステム内で自由に使われるだけでなく、他の企業や組織などに提供されることもありますよ、と言っています。一見(一読)して「うん??」と思いますが、提供への制約として「コンテンツ利用に関する当社の条件に従うことを前提に」とありますので、twitterの提供条件がきちんとしたものであれば、特別問題はないのかもしれません。

 

SNS内部では、写真の権利関係の意識は希薄になる。

SNSを普段から利用している人に当然のことですが、投降された内容は、拡散、リツイートされて多くの人に見られるのが一つの目的となっています。もちろんグループを限定した閉鎖的なSNSもありますが、SNSの仕組みを考えれば、投稿した写真は多くの場所で表示されることは覚悟しておかなければなりませんね。まあ、権利関係が神経質な写真画像をわざわざSNSに投稿する企業や個人は、ほぼいないと思われますが。

もちろん、投稿された画像の使用は、twitter内部またはそのシステム内での利用されるのは仕方ないよ、という話ですので、投稿された画像を個人がtwitterから切り離して、画像だけを勝手に改変・掲載・利用することは、権利者への著作権侵害になりますのでご注意ください。

 

 

 

 

 

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